雨の吹き込みで濡れたフローリングを部分張り替え
雨水に濡れたフローリングを張り替えた事例です。
補修前の状況
窓を開けている時に、雨が降りフローリングが濡れてしまったとのことでした。
近くで見るとふやけて、浮いているのがわかります。
また別の箇所ではわずかですが変色も確認できました。
フローリングをめくって状態確認
こうして見ると、状態がひどくは見えないので表面のみを直すことをご検討されるかも知れません。
ただ表面はこのような状態でも、フローリングをめくると違うことが多々あります。
フローリングをめくってみます。
そうすると、やはりフローリングの隙間から入り込んだ雨水によって、中にカビが発生していました。
一回水を吸うと、自然乾燥はむずかしいのでこのようになってしまいます。
フローリングの張り替えで対応します
繰り返しになりますが、ここまでカビが発生している場合は部分補修ではなく張り替えが必要です。
ただし、全面ではなく水を含んでいる箇所(カビが発生している)を張り替えます。
今回、張り替えの必要があるフローリングは下の写真です。
部分張り替えには、同じフローリングがあることが条件にはなりますが、こちらは築年数が6年とまだ浅いマンションだったの同じ材料で部分張り替えが可能でした。
- フローリングの部分張り替えに必要な条件とは?
- メーカーによってサイズが違うので、現状と同じ材料があることが条件となります。
張り替え作業の風景
このように床暖房のあるフローリングでしたが、気をつけながら張り替えをしていきます。
張り替え作業の完了
以上で、作業が完了です。
部分張り替えで、綺麗なフローリングとなりました。
\今回のポイント/
フローリングが雨の吹き込みなどで濡れた場合
- 表面だけではなく、水が中まで浸透していないか確認する
- わからない場合は、その確認作業から依頼する
- 床暖房がある場合も、張り替えが可能(会社によります:弊社は可能です)
- 張り替えの範囲は、材料の有無によって変わる
弊社は、マンション施工会社・管理会社さんからのご依頼で補修を行なっています。
ですので、通常は難しい材料でも入手が可能です。
他社さんで「同じ材料がない」と言われた場合でも一度ご相談ください!
雨水に濡れたフローリングは、火災保険で直せる?
火災保険とは、火事で家具や建物が損害を受けたときに、修繕費用を補償する保険です。
雨水でフローリングが水浸しになってしまった時、火災保険の補償内容によって「水漏れも対象」となるケースがあります。契約内容が火災時や建物のみの場合は「補償対象外」となりますのでご注意ください。
水浸しになってしまった際には、まず「保険に加入しているか」、加入している場合は「補償内容」を確認しましょう。
ちなみに、保険を使っても保険料は高くならないの?
「損害保険金=直す費用」は、ご加入の火災保険の「支払限度額内」で支払われるので、保険を使うことで保険料が高くなることはありません。
ただし、申請回数が多いなど、状況によって契約更新時に保険料が高くなる可能性はあります。
火災保険で直す流れ
一般的に、保険会社に電話をして状況を伝えるとともに、補修箇所の写真を送ります。その際、最初の電話と送る写真はとても大事になってきます。
火災保険の利用をお考えの場合は「保険会社への連絡」の前に、弊社までご相談ください。
※無料ダウンロードにご入力頂いたメールアドレスにこちらからご連絡はいたしません。お見積り・ご相談の場合はこちらからご連絡お願いいたします。