大理石のテーブル天板の割れ、欠けを直す方法。費用はどのくらい?
大理石のお問い合わせは多いですが、特にテーブルについてよくご相談を頂きます。
大理石が、割れた、欠けた、ヒビがはいった場合も補修技術で直せます。
今回は大理石のテーブルの補修方法と、その費用についてご紹介します。
大理石の補修事例と費用
実際にどんな風に直せるのか、いくつかの事例をご紹介します。
1.大理石のテーブル割れ
- 作業内容
- 運搬中に割ってしまったコンソールの天板を補修しました。
- 費用:10万円
- ▶︎補修内容を詳しくみる
2.大理石のテーブルの欠け
- 作業内容
- 大理石の表面のクリアコートの割れを補修しました。
- 費用:12万円(運搬費は別途)
- ▶︎補修内容を詳しくみる
3.大理石の洗面台の割れ
- 作業内容
- 長年使用している洗面台の割れを補修しました。
- 費用:12万円
- ▶︎補修内容を詳しくみる
※光の当たり具合や見る角度によって色が違って見えることがあります
大理石のテーブルを補修で直すメリットとは?
- 一点物のテーブルなど、替えのきかない物に対応できる
- キズの部分だけを直して、使える
- キズや欠けが見ても分からないくらいの仕上がりになる
1. 一点物のテーブルなど替えの効かないものに対応できる
同じ製品がない場合や、すでに廃盤になっている場合でも、補修技術なら直す事ができます。
2. キズの部分だけを直して使える
特に割れてしまうと買い替えも検討をされるかと思いますが、
一部分が「欠けた」「ひびがはいった」「割れた」といった場合には、部分的に直して使うことが可能です。
3. キズや欠けが見ても分からないくらいの仕上がりになる
壊れたものは元通りにはなりませんが、補修をすることで元々の見た目を取り戻す事ができます。
ただし、光の当たり方・見る角度によって色が違って見える事があります。
大理石のテーブル補修の運搬費について
なぜ運搬費がかかる?
大理石テーブルの天板は、取り外して弊社の作業場に持ち帰って補修作業を行います。
「持ち帰らずその場で直して欲しい」という方もいらっしゃるかと思います。
結論から言うと、難しい事が多いです。
大理石を補修する場合は、
1. 塗装
2. 乾燥させる時間
3. 補修
という順序になります。
作業スペースのために持ち帰るというのも理由の一つではありますが、作業の中で乾燥させる時間が必要となるのが持ち帰る主な理由となります。
乾燥の時間を含めると、作業日数が少なくとも3日程度かかります。
その期間はテーブルの天板をそのままにしておく必要があるので、ご自宅または店舗にそのスペースがない限りは、弊社に持ち帰り作業を行うようにしています。
運搬費はどのくらいかかる?
搬送方法は
- 弊社が引き取りに伺う
- 搬送会社に依頼する
上記の2つがあります。
下記では弊社が引き取りに伺う場合の運搬費についてご説明します。
- 参考運搬費※2名で運び出せる天板として
- 時間指定ありの場合:40,000円(往復)
時間指定なしの場合:30,000円(往復)
運搬費が高くなる理由
理由は、大理石は重量があり人員が必要なため
大理石は重く、100キロを超えるような大理石もあります。
繊細で重い大理石を運ぶには、通常の家具などを運ぶよりも人手が必要です。
特に補修後、納品する際はとても慎重かつ丁寧に運ぶ必要があります。
大理石の運搬費は、
場合によっては補修費よりも高くなる事もあります
どのような運搬方法を選択するかは、ご依頼先の場所や環境によって変わります。
過去には、搬送をせず、自宅の近くに作業場をご用意していただいて補修した事例もあります。
大理石の柱や、カウンターなどの補修については、
こちらの記事も参考にご覧ください。
\豆知識!/
大理石と人工大理石ってなに?あと人造大理石って?
簡単に言うと・・・
- 大理石とは・・・
- 石灰石を源岩とした変成岩の石材としての一般的な呼称
- 人造大理石とは・・・
- 大理石を粉砕しセメントや樹脂で固めた半人工素材
- 人工大理石とは・・・
- 大理石などの天然石の成分は含まれておらず、アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材
ちなみに、人工大理石は様々な形に加工したり、着色性に優れているため、型さえあれば大量生産することも可能で、昨今多用されている大変人気の高い素材です。
まとめ
今回は、大理石のテーブルの補修についてご紹介しました。
大理石のキズや割れは、交換せずに補修で直す事ができます。
大理石のテーブルの場合、取り外して施工する為、運搬費がかかります。
運搬費は、普通の家具などに比べて高くなります。
- 理由は…
- 重い事
- 慎重に運ぶ必要があるので、人手がいる事です
運搬せずに、家の中で施工すれば運搬費はかかりませんが、実際は難しい事が多いです。
作業できる条件として
- 広い作業スペース
- 最低3日同じ場所
- 薬品の臭いが充満しても大丈夫な場所
が、確保できる場合は運搬せずに作業する事ができます。
弊社から引き取りに伺うか、運送会社さんに依頼するかは、場所・条件等によります。
補修方法など含めて、お問い合わせください。