補修事例

2021/02/05

【シロアリ対策】傷が付いていた框(かまち)、実はシロアリの仕業だった件

あなたのお家にこのような傷はありませんか?

今回はただの傷かと思っていたが、実はシロアリが原因だった事例をご紹介します。

最初のご相談内容
框(かまち)に傷がついています。スーツケース落としたから傷が付いたとのお問い合わせでした。
最初に届いた写真

最初にお送り頂いた写真

しかし、写真からの見立てとして『水に濡れた形跡があること・中が空洞に見えるので、虫食いではないか?』と推測し、一度調査をさせてもらうことに。

調査開始

【調査その1】シロアリ疑惑

打診(コンコン叩いて)中がほぼほぼ空洞である事を確認。
指で押さえただけで木が落ち込む・・・
原因は十中八九シロアリによるものと判断し、シロアリ調査を勧めることに。

【調査その2】床下の調査

1階にある和室の畳の下に点検口を開けて、床下の調査をする事が可能だったので、床下の調査。
床下の構造材にシロアリの形跡がないかを点検します。

【見解】数日後の調査でわかった事

洗濯下の排水の外れ

洗濯下の排水の外れ

  1. 床下の湿気がすごい(カビ発生)
  2. 洗濯機下の排水の接続がほぼ外れている これがほぼ原因で湿気がすごい
  3. 裏から見た木材にはほぼ虫食いの形跡はない
    (幸い鉄骨の建物だったので、重大な所に木材使用なし)

調査まとめ

  1. 今回の框(かまち)についていた傷は、スーツケースを落としたからではなくシロアリによる被害によるものだった
  2. 築30年いつから排水の外れが起こったかは分からないが、数十リットルの水が毎日漏れていた

以上の2点から床下換気のための換気口の増設とシロアリ駆除と防蟻処理が必要と判断。

原因がわかったので、作業方法を決めていきます。

今回の作業ポイント

ここで、大工さんと協議です。

大工さん
 框(かまち)を取り去るには、階段の袖壁と左にある下駄箱を外さないといけない・・・大仕事になる
大仕事になるとは・・・
壁や下駄箱をすべて外し、付け直すには裏からビスも打てないし、どうやって固定するのか?
そして、外す=壊すなので、その裏の階段も影響が出るかも。そしてクロスも壊した分だけ貼り直しになる。
代表 坂口
表面の仕上げはウェイアウトで作業するので、正面からビスで今の框と同じサイズの木を固定してください。
シロアリに食われていそうな部分を可能な限り撤去しましょう!

結論:框の食われている部分を撤去して、木を固定。見た目を補修で仕上げる!

 

そして工事スタート

まずは床下の防蟻処理(今後発生しないように)
次は換気口の追加(2箇所穴開け)

床下の防蟻処理

床下の防蟻処理

床下の防蟻処理 穴あけ

床下の防蟻処理 穴あけ

換気口の追加(2箇所穴開け)

換気口の追加(2箇所穴開け)

 

次に框の撤去スタートです

框の撤去

框の撤去

穴だらけの框

穴だらけの框

穴だらけの框

穴だらけの框

穴だらけで、シロアリも多数出現

穴だらけで、シロアリも多数出現

左端はこの辺(下駄箱の手前くらい)で蟻道(アリの通り道の穴)が終わりに近づく

左端はこの辺(下駄箱の手前くらい)で蟻道(アリの通り道の穴)が終わりに近づく

蟻道(アリの通り道の穴)の終わり

蟻道(アリの通り道の穴)の終わり

シロアリが湿気も運ぶため、木もカビて、釘も錆びています

シロアリが湿気も運ぶため、木もカビて、釘も錆びています

さすがに玄関框 裏からのビスでしっかり固定、ボンドもしっかり着いているので取り去るのが大変

さすがに玄関框 裏からのビスでしっかり固定、ボンドもしっかり着いているので取り去るのが大変

取り除いた框

取り除いた框

取り除いた玄関

取り除いた玄関

框はおいしかったのか、ほぼ食い尽くされていたが、隣の大引きにはかすった程度の被害でした。

框はおいしかったのか、ほぼ食い尽くされていたが、隣の大引きにはかすった程度の被害でした

残した框や、大引きにもしっかり下地から防蟻処理を行います

残した框や、大引きにもしっかり下地から防蟻処理を行います

黒いのは薬品を塗った跡(乾燥すると白く戻ります)

黒いのは薬品を塗った跡(乾燥すると白く戻ります)

この穴の奥までしっかりと散布 他にも玄関タイルの目地にも穴を開けて目に見えないところも時間をかけてしっかり散布します

この穴の奥までしっかりと散布
他にも玄関タイルの目地にも穴を開けて目に見えないところも時間をかけてしっかり散布します

撤去ビフォーアフター

撤去ビフォーアフター

新しい框の設置

新しい框を段差なく取付多少の目違いはカンナで取ります。
右側はタイル奥までしっかり差し込み、正面からビスでしっかり固定します。

もちろんこの木材にも予め裏までしっかり防蟻処理を行ます 右側はタイル奥までしっかり差し込み、正面からビスでしっかり固定します

もちろんこの木材にも予め裏までしっかり防蟻処理を行ます

玄関横の外部にも雨水が入りそうなポイントにも防水処理を行います

玄関横の外部にも雨水が入りそうなポイントにも防水処理を行います

洗濯機下の排水もしっかり付け直して、外れないようにしっかり長めに差し込みます

洗濯機下の排水もしっかり付け直して、外れないようにしっかり長めに差し込みます

オークの突板を貼ります (単板貼りともいいます)

オークの突板を貼ります(単板貼りともいいます)

設置した框の色付け

染色して木目を残すように色を付けていきます。
その後ウレタン塗装で塗膜をつけ保護します。

染色して木目を残すように

染色して木目を残すように仕上げていきます

仕上がり

仕上がり

仕上がり

仕上がり

仕上がり

仕上がり

作業まとめ

框や取り替え困難な物はたくさんあります。

大工さんや工務店の監督さんだけの発想では『どうしよう?』の問題は『仕上げ』に対する点です。

『継ぎ接ぎ』や、『丸見え部分にビスで固定』なんてどこの誰もしたくないこと。
そこは実は補修屋さんに頼れば、気楽に収められる事はあります。

まずは『どう直す?』の計画が何より大切なので、補修屋さん、大工さん、現場監督さんとディスカッションするのが、一番合理的な答えが出せると改めて感じた事例でした!

最後までお読み頂きありがとうございました!
もし心配な箇所などあればお気軽にご相談ください!

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