マンションのフローリング張り替え費用の目安はどのくらい?
一般的なフローリングの張り替え価格相場
フローリングの張り替え費用は、施工面積や張り替えの方法、床材の種類によって異なります。よく参考にされるフローリングの張り替え費用の相場は下記の通りです。
張り替え範囲 | 価格相場 |
---|---|
約1畳 | 5~8万円程度 |
約4畳 | 7~14万円程度 |
約6畳 | 9~18万円程度 |
約8畳 | 10~20万円程度 |
約20畳の複合フローリング | 20~40万円程度 |
約20畳の無垢フローリング | 40~50万円程度 |
※参考価格です
施工方法(張り替え・重ね張り)について
フローリングを新しくする主な工法としては、「張り替え」と「重ね張り(上張り)」の2つの方法があります。
- 張り替え→ 現状の床材を一度はがし、新しく張り替える
- 重ね張り(上張り)→現状の床材の上に、新しい床材を張る
詳しくは、後ほどご説明しますがどちらの工法にもメリットとデメリットがあります。
ちなみにですが、もしも見た目をガラッと変えたいというような目的ではなく、何かしらのお悩み(床の変色、床の波打ち)を理由に張り替えを検討されている方は、張り替えなしで直す事が可能かも知れません。
床は、張り替えなしで直せる?
例えば、
- 床がフワフワしている
- 沈むような感じがある
というような症状を、専門用語では『床の波打ち・浮き上がり』と呼びます。
このような『床の波打ち・浮き上がり』がある場合、原因次第で弊社では張り替えずに直します。
多くの『床の波打ち・浮き上がり』は、床材が伸びている事が原因で起こります
その伸びを無くすために、床材を細かくカットしながら調整していきます。また、廊下からリビングが続いている場合は、再発防止のために見切りをつけることもあります。
この方法は、張り替えよりもかかる時間は短くなるため費用も安くなります。また、もしも張り替えをする場合も、築浅のマンションで床材の在庫があれば全体ではなく部分張り替えが可能です。
床材を交換(張り替え)するのは最後の手段
弊社でも、床材に腐食などがあった場合は床材を交換します。また、対象の症状が大きな範囲の場合は、張り替えをおすすめします。
ただし、住みながらの張り替え工事は生活面で困ることも出てきます。
基本的には、張り替えずに直す方法はないかをスタートにして、施工方法を考えていきます。まずは、小さく直すことから考えていく事が、補修専門会社でもある弊社にご相談頂くメリットです。
床を直したいけど、どのような方法で直したら良いのかわからないとお困りの方はぜひご相談ください。
重ね張り(上張り)のメリットとデメリット
張り替えをご検討された際、張り替えよりも安いとすすめられる事の多い『重ね張り(上張り)』のメリットとデメリットをご紹介します。
重ね張り(上張り)工法のメリット
メリットは、確かに張り替えのように既存のフローリングをはがす必要がないので、工事時間は短くなり、解体費や処分費がかからないので費用が安くなります。
重ね張り(上張り)工法のデメリット
重ね張り(上張り)は言葉の通り、現状の床材の上に、新しい床材を張ります。
そのため、新しく上から張ったフローリング材の厚みの分、床が上がります。もし重ね張りした部分に、扉・サッシ・敷居などがある場合は開閉のしにくさが生じる可能性があります。
また既存のフローリングをはがさないので、下地の状態が確認できません。もし、下地部分に腐食などが発生していても、対処できないのは後々を考えると大きなデメリットになります。
弊社の工法について
波打ちなどの症状でも『重ね張り(上張り)』を推奨される場合もあるようですが、基本的に弊社ではおすすめしていません。
重ね張り(上張り)は、張り替えより費用も安いので施工される場合もありますが、重ね張りした床材後にまた波打ちをしてきたというご相談はよく頂きます。
もしそれで、重ね張りしているものをはがす作業が必要になった場合、追加の費用が発生するので結果的にかかる費用は大きくなってしまいます。もちろん、既存の床材に何も問題がない場合は、重ね張り(上張り)はメリットのある工法です。
ただ、床に波打ちなど何かしら問題を感じられる場合は、その時の費用だけではなく後々かかる費用を大きくしないために長期目線での根本解決となる施工がおすすめです。
まとめ
フローリングの張り替え費用は、施工面積や張り替えの方法、床材の種類によって異なります。ただし、そもそもになりますが、張り替えをご検討される理由は何でしょうか?
もしも見た目をガラッと変えたいというような目的ではなく、何かしらのお悩み(床の変色、床の波打ち)を理由に張り替えを検討されている方は、張り替えなしで直す事が可能かも知れません。
張り替えよりよく安くなるとすすめられる事の多い『重ね張り(上張り)』も、張り替えをご検討される理由によって大きなデメリットになります。
もし、何かしらのお悩みを理由に張り替えをご検討されている場合は、張り替えずに直す方法はないかをスタートにして、施工方法を考えていきます。
どのような方法で直したら良いのかわからないといった段階からぜひご相談ください。