玄関ドアのサビ・腐食を直す方法とその費用について
はじめに
錆(さび)の原因として考えられるのは、主にドアの端や金物部分に雨水・潮水や潮風、またはペットの尿などがつき、錆(さび)が始まり広がると考えられます。
近くに海はないけど…という方も、実は雨は酸性の水なので、玄関ドアに付着した雨水を放置しておくと酸化してしまい錆びの原因となります。
この記事では、そんな玄関ドアや枠の錆(さび)を直す方法と費用についてご紹介していきます。
そもそも、錆びた玄関ドアって直せるものなの?
錆びた玄関ドアも交換ではなく、直す事が可能です。
玄関ドアの交換をするとなると、とても高額(ハンドルや枠までを含めると約40万円ほど)になります。
これからご紹介する事例では、ドアだけではなく蝶番などの金具にも錆(さび)がありました。金属なども綺麗に直りますので、事例をご覧ください。
玄関ドアの錆の補修事例と費用
事例1 鉄製の玄関ドアのサビ
玄関ドアの症状
比較的海に近いためか、潮風・潮水が端部や金物設置部分(鉄の切り口やビス穴)や金属接合部(鉄の折り曲げ部分)などからサビが始まり、広がったと考えられました。
作業前の状況
枠の下部もステンレスの敷居との接合部がサビはじめ、穴が空いています。そこから中に水が入り、どんどんサビが広がっています。
蝶番部分も長年の可動でついたスレやビス周りから、潮水が届き錆びています。
枠の接合部も塗膜が少し薄くなってしまい、サビが広がってきています。
ポストもドアの切り欠き部分に潮水が届いてしまったようです。
扉の上部についた潮水が、接合部分から侵入して錆びの原因となります。
鍵・取手周りも同じく、穴のあたりにも潮水が届いてしまった様子です。
玄関ドアの錆(さび)ビフォーアフター
錆びた部分は取り除きます。
そして、取りきれないところは錆転換剤で、再発しにくいようにしていきます。
扉をパテ・錆止め(プライマー)・着色して補修しました。枠も同様に、錆び取り、パテ、錆止め、着色しました。
補修後
- 参考費用と時間
- 参考費用:6〜7万円
作業時間:約8時感
事例2 木製玄関ドアのサビ・腐食の事例
玄関ドアの下部分がサビて腐食している状態でした。
蝶番などの金具にも錆(さび)がありました。
木製玄関ドアの腐食ビフォーアフター
木製玄関ドアの腐食補修後
- 参考費用
- 参考費用:10万〜15万円
マンション玄関ドアの錆(さび)対応について
上記は、空室になったアパートの一室ですが、今回の物件は比較的海に近いため、この1枚のドアだけでなく、合計8枚がこのように錆びていました。
例えば、ドアを交換する場合と補修する場合の料金を比較すると
- ドア交換の場合
- ドア1枚交換(30万)×8枚 = 240万円
ですが、
- 補修の場合
- ドア1枚補修(10万 ※仮)×8枚 = 80万円
となり、交換より160万円安くなると考えられます。
※費用は症状によって異なります
今回、仕上がりにもご満足頂き、まだ症状が浅い残りの3室も含めて合計11室も空室になり次第、順に同様の方法で補修を行う事になりました。
アパートやマンションのドアは、同じ方角に向いて並んでいる事も多く似た症状があるかと思います。あまりひどい状態だと補修もむずかしくなりますので、錆びなど気になられる場合はなるべく早めにご相談頂けますと、対策方法も選びやすくなります。
まとめ
錆びた玄関ドアも交換ではなく、直す事が可能です。
玄関ドアの交換はとても高額(ハンドルや枠までを含めると約40万円ほど)になります。ドアだけではなく、蝶番などの金具のサビも補修技術で直すことが可能です。
あまりひどい状態だと補修もむずかしくなりますので、錆びなど気になられる場合はなるべく早めにご相談頂けますと、対策方法も選びやすくなります。