病院・施設編 #1 もしも車椅子をぶつけて凹みや傷ができてしまったら
今回のテーマは 「車椅子をぶつけて凹みや傷ができてしまった時、補修技術で直せること」
車椅子を使用している施設や病院などでは気をつけていても、ドアや壁などにぶつけてしまう事があると思います。
- ドアを凹ませてしまった
- 壁に穴を空けてしまった
- 床にシミがついて取れない
といったご相談をお受けします。
1. ドアの割れ、めくれ・はがれも補修技術で直せます
車椅子をぶつけてドアがめくれてしまった時、気になるのは見た目の傷みだけでなく、安全面も気になりますよね。
ドアがめくれてしまった場合
ドアに、車椅子が何度もぶつかっているうちに小口部分がめくれてしまったケースです。
- 作業内容
- めくれている部分を切り取り、パテをして木目書きをしました。
作業時間は約3時間です。
補修ではなくドアを交換する場合
- ドアの交換は費用がかかる
- ドアを交換する場合、新しいドアの料金と今まで使用していたドアの廃棄代が必要です。
- 新しいドアの取り付けには日数が必要
- 新しいドアを取り付ける際、既製品で全く同じサイズのドアがあればいいですが、ない場合はドア枠に合わせてドアを作成するのに2~3週間の期間が必要です。
- 同じものがないかも知れない
- 病院や施設内は同じドアを何枚も使用されていると思います。
交換する場合、同じドアの在庫がなく受注生産になる場合や、既に製造されておらず、1枚だけ違うドアを設置しなければならない場合があります。
交換ではなく補修技術で直す場合
- 費用が抑えられる
- ドアを交換する場合と比べて補修で直す場合の費用は、木製で3分の1、金属製で5分の1~10分の1程度でおさまります。
- すぐに着工できます
- ドアなど取り寄せが必要ないので、直したい時すぐに対応できます。
- 同じものがなくても大丈夫
- 同じものがない場合でも、補修なら直接直すことができます。
そのほかに病院・施設でよくある補修箇所
エレベーターの扉 | スロープ |
手すりのささくれ、塗装剥げ | 床のシミ、腐食、穴 |
受付カウンターのめくれ | ドアの取手 |
装飾品、家具 | タイルの欠け |
雨や水による変色 | 巾木のめくれ |
2. 経年劣化も補修技術で直せます
車椅子をぶつけた傷や凹みだけでなく、経年劣化によって見た目が悪くなったものも補修技術で直す事ができます。
例えば、塗装が剥げてしまって見映えが悪くなった扉
- 作業内容
- 作業時間は約4時間です。
ポイント☝︎
補修でなおす場合、作業時間は大抵その日中に終わります。補修なら、診察時間外に直す事も可能です。
※補修範囲や程度によって作業時間は変動します
※室内で作業をする場合、シンナー等の薬品臭が短時間発生します
※補修箇所は光の当たり方・見る角度によって色が違って見える事があります
3. まとめ
車椅子をぶつけてドアなどに凹みやキズができてしまっても、補修技術で直せます。
ドアを新たに発注・交換して直すよりも、時間と費用がぐっと抑えられます。