工事会社編 #2 工事中に壁パネルの加工を間違えてしまったら
今回のテーマは「工事中にパネルの加工を間違えてしまった時、補修技術でできること」
工事会社さんから、お問い合わせいただく事案の一つに「パネル」があります。
例えば、
- 設置した後に位置を変えてほしいと言われた
- 設置するときに穴を間違えて開けてしまった
など。
1.壁パネルについて
- 壁パネルとは
- 壁に装着できるパネルのこと。
主な素材としては
化粧ケイカル | アルポリック |
セラール | 突 板 |
アイカのアルディカ | シート |
メラミン化粧板 |
- 化粧ケイカルとは
- 化粧ケイ酸カルシウム板の略で、
- ・強度が高い
・傷が付きにくい
・湿気や耐薬品性に強い - といった特徴をもつ表面が平滑な素材です。
- その素材に、ポリエステルを加工したものや、シートや塗装を施したものがあり、それぞれに防汚性や傷に強い素材に加工されたものが多数あります。
2.壁パネルの加工間違いは補修で直せます
例えば、間違えて穴を開けてしまった場合でも補修で直す事ができます。
設置した後に、位置を変更したいといわれた時
納品前に傷をつけてしまった時
- ポイント
- 新しいパネルを、再発注するにはとても時間がかかります。さらに組み替え作業には、新しいパネルの費用以外に解体作業などの費用がかかります。
小さな穴や大きな穴、切り間違いや継ぎ足しでも、補修なら直す事ができます。
3.補修で直せるその他のパネル
箇所 | 素材 |
---|---|
キッチンパネル | メラミン化粧板 |
トイレブース | セラール |
リビングの壁 | 天然木の突き板化粧板 |
オフィスのパーテーション | オレフィン化粧板(シート) |
病院の壁 | ポリエステル化粧板 |
廊下に面した壁 | プリント化粧板 |
工場の壁 | |
可動間仕切り |
※補修箇所は光の当たり方・見る角度によって色が違って見える事があります
まとめると・・・
工事中に、誤ってパネルに穴を開けてしまったり
空けた穴の位置が変更になった時も、補修で直す事ができます。
新たにパネルを発注すると
・納品まで時間がかかる
・コストがかさむ
・工期が延びる
などが考えられますが、補修で直す場合は
パネルの付け替えも、再納品までの時間も費用も必要ありません。