マンションの漏水修理後、フローリングはどうする?

経年劣化による水漏れで傷んだ床の直し方
マンションでは、給湯・給水設備や配管などの経年劣化によって、突然漏水が発生することがあります。
漏水している箇所そのものは設備業者や水道業者によって修理できても、そのあとに、「水に濡れてしまったフローリングはどうすればいいの?」という問題が残ることがあります。
この記事では、マンションの設備や配管などの経年劣化による漏水後、傷んでしまったフローリングをどのように確認し、どのような方法で修復できるのかをご紹介します。
目次
漏水修理が終わったら、次はフローリングの状態を確認

給湯設備や配管などの修理が終わり、水漏れそのものが止まったら、次に気になるのがフローリングです。
水漏れの際に床まで水が広がっていた場合、表面を拭いて乾かしたあとでも、床材に水の影響が残っていることがあります。すぐには変化が分からなくても、時間が経ってから膨らみや波打ち、浮きなどが現れる場合もあります。
そのため、漏水修理が終わったあとは、「床が乾いたか」だけではなく、「以前と比べて床に変化がないか」を確認してみてください。
では、漏水によってフローリングにはどのような症状が起こるのでしょうか。
漏水したフローリングに起こりやすい症状
水の影響を受けたフローリングでは、次のような変化が見られることがあります。
フローリングが膨らむ・波打つ
木質系のフローリングは、水分を吸うことで膨張することがあります。
その結果、床全体が波打って見えたり、一部分だけ盛り上がったりすることがあります。

波打ちの原因と直し方は「フローリングがふわふわ波打ったように膨らんでいる。その原因と直し方は?」で詳しく解説しています。
表面が変色する・シミになる
水分の影響によって、床材の表面にシミや変色が残ることがあります。

黒ずみになってしまった場合の直し方は「水漏れした床。フローリングの黒ずみを直す方法と費用は?」をご覧ください。
床材が浮く
接着されていたフローリングが、水の影響によって部分的に浮いてしまうこともあります。
踏んだときの感触が変わる
見た目には大きな変化がなくても、「以前より床が沈む」「踏むと少し動く」など、歩いたときの感触に変化が出ることがあります。
歩いたときの『ふわふわ』『ペコペコ』した感触については「歩くとフローリングの床が『ふわふわ』『ペコペコ』する原因。直す方法は?」で詳しく解説しています。
水漏れした床は、乾かせば元に戻る?
漏水が止まり、床の表面が乾いてくると、「もう乾いたから、このままで大丈夫なのでは?」と思われるかもしれません。
実際には、床の状態によります。漏れた水の量が少なく、床材への影響もほとんどなければ、そのまま経過を見ることができるケースもあります。
一方で、
- 床材が大きく膨らんでいる
- 波打ちが残っている
- 床材が浮いている
- 床材の下まで水が入っている
といった場合は、乾燥しても元の形や接着状態まで戻るとは限りません。
表面が乾いたかどうかだけではなく、乾いたあとに床へどのような症状が残っているのかを確認することが大切です。
漏水後のフローリングは「どこまで濡れたか」を確認することが重要です

すべてめくると、広範囲に水漏れの跡が広がっていました。
漏水後の床を直すときに重要なのが、水がどこまで影響しているのかです。
例えば、一部分のフローリングだけが膨らんでる場合、「この部分だけ交換すればいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、フローリングの隙間から入った水が床材の下へ回っている場合、見えている症状よりも広い範囲に影響していることがあります。

水を吸ったフローリング
反対に、「漏水したから部屋全部を張り替えなければいけない」と思っていても、状態を確認すると被害が一部分に限られているケースもあります。
漏水した床は全面張り替えしないといけない?
漏水によってフローリングが傷んでしまうと、「全面張り替えるしかないの?」と思われる方も多いと思います。しかし、必ずしも全面張り替えだけが選択肢ではありません。床の状態によって、いくつかの方法が考えられます。
① 表面を補修する
水の影響が軽微で、床材そのものを交換する必要がない場合は、シミや変色、軽度の浮きなどを補修できることがあります。

フローリングのシミ ビフォーアフター
必要な部分だけを施工できるため、張り替えと比べて工事範囲を小さくできます。ただし、床材自体が大きく膨らんでいる場合などは、表面だけの補修では対応できません。
② 部分的に張り替える
水の影響を受けている範囲が限られている場合は、傷んだ部分だけフローリングを張り替えられることがあります。

部屋全体ではなく、必要な範囲だけを交換する方法です。ただし、
- 同じ床材を用意できるか
- 床がどのような構造になっているか
- 周囲の床を残して施工できるか
- 床暖房などの設備があるか
などによって、部分張り替えができるかどうかは変わります。
部分張り替えの方法と事例は「床・フローリングの部分張り替えの方法は?費用とその事例」で詳しく解説しています。
③ 必要な範囲を張り替える
水が広い範囲に回っていたり、床材や下地への影響が大きかったりする場合は、ある程度まとまった範囲を張り替える必要があります。

この場合も、「漏水したから全部張り替える」のではなく、「どこまで張り替える必要があるのか」を確認して施工範囲を考えます。
住みながらの張り替えや家具の移動については「フローリングの張り替えは住みながらできる? 張替えの費用とそれ以外の方法について」をご覧ください。
「床全部を張り替える」の前に、部分的に直せるか確認できます
弊社は、フローリングのキズやシミ、浮きなどを、できるだけ交換せずに直す「補修」を行っている会社です。
そのため漏水後の床についても、「補修で直せないか」から始まり「傷んだところだけ部分的に張り替えられないか」それでも難しければ、「必要な範囲を張り替える」という順番で考えることができます。もちろん、床の状態によっては広い範囲の張り替えが必要になる場合もあります。
ただし、残せる床まで最初からすべて交換する必要があるとは限りません。現在の床を確認し、できるだけ必要な範囲に絞った施工方法を検討します。
漏水事故では保険を利用できる場合もあります

マンションの漏水事故では、原因や被害状況、加入している保険の契約内容などによって、床の修復費用が補償の対象になる場合があります。ただし、保険会社へ連絡する際には、漏水の状況や床の被害について、できるだけ正確に伝えることが大切です。
状況をうまく説明できないまま保険会社へ連絡してしまう前に、まずは弊社へご相談ください。
現在の床の状態を確認し、どのような被害が出ているのか、どのような修復が必要になりそうなのかを整理したうえで、保険会社へ伝える内容についてもご案内します。実際に補償の対象になるかどうかは、事故の原因や保険の契約内容などによって異なります。
漏水修理が終わったあとの床でお困りならご相談ください
給湯設備や配管などの修理は終わったけれど、
- フローリングが膨らんでいる
- 波打ちが戻らない
- シミや変色が残っている
- 床をどこまで張り替えるべきか分からない
- 全面張り替え以外の方法がないか知りたい
といった場合は、現在の床の状態が分かる写真をお送りください。
ウェイアウトでは床の状態を確認し、補修・部分張り替え・張り替えの中から、現在の床にできる方法をご提案します。水漏れの原因や、設備側でどのような修理をしたのかが分かる場合は、あわせてお伝えください。



